2022/03/31
2022年3月の税務に関する税務スケジュールを分かりやすくまとめております。
2月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付
納期限:令和4年3月10日(木)
1月決算法人の確定申告
申告期限:令和4年3月31日(木)
7月決算法人の中間申告
申告期限:令和4年3月31日(木)
令和3年分贈与税の申告
申告時期:令和4年2月1日(火)~3月15日(火)
令和3年分所得税の確定申告
申告時期:令和4年2月16日(水)~3月15日(火)
2022/02/22
◆事業復活支援金について
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業の継続回復を支援する「事業復活支援金」の申請受付が開始されました。今回は、事業復活支援金の概要や申請手続きについてご紹介いたします。
経済産業省「事業復活支援金」の概要
<給付対象>
下記、①・②を満たす中小法人・個人事業者が給付対象となり得ます。
① 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者*1
② 2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売上高が、2018年11月~2021年3月までの間の任意の同じ月の
売上高*2と比較して50%以上又は30%以上50%未満減少した事業者
*1 新型コロナウイルスの影響を受けたことについて、その裏付けとなる書類の追加提出を求められる場合が
あります。
また、以下の場合は給付対象外となりますのでご注意ください。
・通常事業収入を得られない時期を対象月とすることによる算定上の売上の減少
・売上計上基準の変更や顧客との取引時期の調整により売上が減少
・要請等に基づかない自主的な休業や営業時間の短縮、商材の変更、法人成り又は事業承継の直後などで
単に営業日数が少ないこと等により売上が減少
※特例が適用される場合もあります。
*2 新型コロナウイルス感染症対策に関連する給付金・補助金等(持続化給付金、家賃支援給付金、一時支援
金、月次支援金、J-LODlive補助金等)は、各月の事業収入からその額を除きます。
ただし、対象月中に時短要請等に応じており、それに伴う協力金等を受給する場合は
「対象月中に時短要請等に応じた分」に相当する額を、対象月の事業収入に加えます。
(給付額の算定においても同じ)
<給付額>
給付額 =「基準期間の売上」-「対象月の売上×5か月分」
※基準期間:「2018年11月~2019年3月」*、「2019年11月~2020年3月」、
「2020年11月~2021年3月」のいずれかの期間
*月次支援金の基準期間より増えています
対象月: 2021年11月~2022年3月のいずれかの月
<給付上限額>
売上高減少率 |
個人 事業者 |
中小法人等 |
||
適用した基準期間の 年間売上高 |
||||
1億円以下 |
1億円超5億円以下 |
5億円超 |
||
▲50%以上 |
50万円 |
100万円 |
150万円 |
250万円 |
▲30%以上50%未満 |
30万円 |
60万円 |
90万円 |
150万円 |
<申請の流れ>
① アカウントの申請・登録
経済産業省の事業復活支援金サイトより「仮登録(申請IDを発番)」をする
② 登録確認機関による事前確認の実施
登録確認機関から「事業を実施しているか」、「新型コロナウイルス感染症の影響を受けているか」、「給付
対象等を正しく理解しているか」などの事前確認を受ける
※当事務所は登録確認機関です。当事務所と「継続支援関係」に当たる方は事前確認を簡略化できます。
(継続支援関係:過去1年以上継続している顧問先)
③ 申請
マイページにアクセスし、必要事項を入力・必要書類を添付して申請を行う
※「一時支援金」「月次支援金」を受給された方は上記①②を省略、過去受給時の情報を活用することができま
す。
<申請受付期間> 2022年1月31日(月)~5月31日(火)
< 編集後記 >
事業復活支援金事務局HP「https://jigyou-fukkatsu.go.jp」で詳しい概要や申請手続きが行えますのでご確認ください。
ご不明な点がございましたら、当事務所担当者までお問い合わせください。
2022/02/22
2022年2月の税務に関する税務スケジュールを分かりやすくまとめております。
1月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付
納期限:令和4年2月10日(木)
12月決算法人の確定申告
申告期限:令和4年2月28日(月)
6月決算法人の中間申告
申告期限:令和4年2月28日(月)
令和3年分贈与税の申告
申告時期:令和4年2月1日(火)~3月15日(火)
令和3年分所得税の確定申告
申告時期:令和4年2月16日(水)~3月15日(火)
固定資産税(都市計画税)の納付(第4期分)
納期限:2月中の市町村の条例で定める日
2022/01/12
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、2022年度の税制改正大綱が公表されました。今回の改正では、さまざまな改正案が提出されていますが、その中でも身近な改正案をご紹介します。
◆2022年度税制改正大綱
Ⅰ.住宅ローン減税
(1)入居に係る適用期限を4年間(令和4年~7年)延長。
(2)所得要件を合計所得金額3,000万円以下から2,000万円以下に引き下げ。
(3)既存住宅の築年数要件(耐火住宅25年以内、非耐火住宅20年以内)について、
「昭和57年以降に建築された住宅」(新耐震基準適合住宅)に緩和。
(4)新築住宅の床面積要件について、令和5年以前に建築確認を受けたものは40㎡以上に緩和(合計所得金額1,000万円以下の者に限る)
(5)令和4年以降に入居する場合の措置は以下のとおり
①認定住宅等以外の場合
(イ)新築の場合
居住年 |
借入限度額 |
控除率 |
控除期間 |
令和4年・令和5年 |
3,000万円 |
0.7% |
13年 |
令和6年・令和7年 |
2,000万円 |
10年 |
(ロ)既存住宅の場合
借入限度額2,000万円、控除率0.7%、控除期間10年
②認定住宅等の場合
(イ)新築の場合
|
居住年 |
借入限度額 |
控除率 |
控除期間 |
認定住宅 |
令和4年・5年 |
5,000万円 |
0.7% |
13年 |
令和6年・7年 |
4,500万円 |
|||
ZEH水準住宅 |
令和4年・5年 |
4,500万円 |
||
令和6年・7年 |
3,500万円 |
|||
省エネ基準適合住宅 |
令和4年・5年 |
4,000万円 |
||
令和6年・7年 |
3,000万円 |
(ロ)既存住宅の場合
借入限度額3,000万円、控除率0.7%、控除期間10年
Ⅱ.賃上げ促進税制
(1)大企業向け
前年度から継続雇用している従業員の給与総額が前年度比3%以上増加した場合には雇用者全体の賃上げ額の15%を税額控除。また、前年度比4%以上増加した場合には25%の税額控除。
従業員の教育訓練費を前年度から20%以上増やした場合には控除率をさらに5%上乗せ。最大30%の控除となります。
(2)中小企業向け
新規雇用者も含めた雇用者全体の給与が前年度比1.5%以上増加した場合に、その増加額の15%を税額控除。また、前年度比2.5%以上増加した場合には30%の税額控除。
従業員の教育訓練費を前年度から10%以上増やした場合には控除率をさらに10%上乗せ。最大40%の控除となります。
※控除上限は法人税額等の20%。また、税額控除の対象となる給与等支給総額は雇用保険の一般被保険者に限られません。上記規定は令和4年4月1日から令和6年3月31日までの間に開始する事業年度から適用予定です。
Ⅲ.住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置等
直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置について、適用期限が令和5年12月31日までと2年延長されます。非課税限度額は、
①耐震・省エネ・バリアフリー住宅のいずれかにあてはまる住宅であれば1,000万円
②上記以外の住宅であれば500万円となります。
なお、受贈者の年齢要件は贈与を受けた年の1月1日において18歳以上となります。
2022/01/05
2022年1月の税務に関する税務スケジュールを分かりやすくまとめております。